「東方ロストワード」は同人ゲーム「東方Project」の二次創作RPGです。もともとはシューティングゲームが原作でした。シューティングゲームにあった要素をRPGゲームのシステムとして変換し、原作のシステムを組み込んだゲームとなっています。
東方ロストワードはどんなゲームか?
ターン制のコマンドバトルスステムを採用しています。
通常攻撃には2種類あり、拡散と集中を選択して攻撃します。拡散は「霊力(P)」が集めやすく、集中は威力が高い代わりに「霊力(P)」が集まりにくい特徴があります。
「霊力(P)」がたまると火力をあげるブーストという補助コマンドを使用できます。「霊力(P)」を消費して3段階までブーストできます。
必殺技にあたるスペルカードは、大ダメージを与える攻撃で5種類のスペルカードから選択し使用できます。
戦闘ごとに1枚1回の制限があるので使用タイミングには注意が必要です。
防御面でも敵の攻撃を完全に回避できるグレイズという補助コマンドがあり、結界を消費して強力な攻撃を防ぐことが出来ます。
相手がスペルカードを使用するタイミングにあわせて使用すれば、バトルを有利な展開に持ち込めます。
パーティーは前衛・後衛の6人編成
パーティーは前衛3人と後衛3人の6人まで編成できます。前衛はバトル開始時に参加するメンバーで、前衛がやられるかチェンジコマンドを利用して後衛のメンバーと交代することができます。
チェンジには連携効果があり、交代相手にステータスアップの効果を与えたり、自身にもステータスアップの効果を受けたり出来ます。また、チェンジすれば5ターンの間は再びチェンジは出来ません。
このように、戦闘システムは独特なものになっており、戦略をたてて遊べます。バトルでどのような駆け引きをするかという楽しみ方ができます。
幻想郷を舞台に繰り広げられる物語
プレイヤーはある一人の少女で、記憶喪失のような状態となっています。自分が何者か名前くらいしかわかってない状況で幻想郷に住むキャラクターたちに出会います。
その後、出会った霊夢や魔理沙に巻き込まれるような感じで、幻想郷の要所である『紅魔館』や『永遠亭』を訪れて、新たにそこに住みキャラクターたちと出会い『弾幕ごっこ』という戦いに巻き込まれます。
『弾幕ごっこ』はこのゲームのバトルシステムにあたり、プレイヤーはバトルに参加することはありませんが、プレイヤー側の霊夢や魔理沙に指示をだして勝利に導く役どころです。
原作を知らなくても、物語を通じてキャラクターたちの関係性や性格をかるく説明してくれます。
しかし、「東方Project」の二次創作である以上、ある程度キャラクターを知っている前提での物語展開となっていますので、原作キャラクター事は分かっていた方が楽しめると思います。
もちろん、原作を知っている人にとってもストーリーや、キャラクター同士のやり取りは楽しく見る事ができると思います。
ガチャ・課金関係について
仲間キャラクターのゲットはするガチャは、「賽銭」と「封結晶」を消費して行う「おいのり」というシステムです。
ゲームスタート時引けるチュートリアルガチャと物語の導入が終わったあとにもう一回ガチャが引けます。
その後、ログインボーナスやスタートダッシュボーナスで2回ほど10連ガチャが引けるほど「賽銭」と「封結晶」はもらえます。
ガチャはキャラクター以外にキャラクターのスペルカードに装備させ、効果をアップさせる絵札の内から排出されます。キャラクター排出の割合は5%の為、キャラクターをそろえるのはそれなりに苦労します。
また、キャラクターにレアリティーがありません。好きなキャラクターのレア度が低くて使えないといったことがないため良いところだと思います。
無課金で進めるとキャラクターのゲットがカギになるところでしょうか。
一応課金で購入できるキャラクターパックというアイテムもあります。これはキャラクター確定で排出されるのでもしもの場合は購入するのもアリかもしれません。
他にも課金アイテムとして「神結晶」があり、無課金でも探索で手に入れることができます。
ガチャ10回を「神結晶600個」で行うことが出来ます。そのうえキャラクター一人の入手が確定です。
しかし神結晶は施設の拡張や着替え衣装などとも交換できるので、ガチャに回すかどうかは迷うところです。
ここがすごい「キャラクターボイスシステム」
登場人物には対応した声優が当てられていますがが、1人のキャラクターにつき3人の声優が割り当てられています。
どの声にするかは図鑑で変更することができ、担当声優の名前は表示されていません。「~程度の声」となっているため声を聴いて好みのボイスに変更して楽しむことが出来ます。
更にはボイスなしにもできます。原作では本来ボイスは存在しないため、原作ユーザーへの配慮ですね。
まとめ
「東方ロストワード」は戦闘システムが独特ですが、仕組みを理解すると十分楽しめる要素が詰まっています。
ストーリーも原作を知らなくても楽しめる範囲だと思いますし、これをきっかけに「東方Project」のキャラクターたちに興味をもつ人も出てくるでしょう。
もちろん原作を知っている人にもオススメできるゲームです。